プチ・シニアの明るいひきこもり生活

今年の日本シリーズは負けてもいいと思っていた阪神ファンが今年を振り返る

      2015/08/30

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 日本シリーズも終わった。私は「花形満」がいた頃からの阪神ファンだけれど、今年は日本一じゃなくてよかったんじゃないかな、って思う。

 なぜ、日本シリーズで勝たなくてもいいって思った理由は、まず、シーズン成績が2位だったこと。しかも、カープが「負けてくれて」かろうじて2位になったっていう感じだ。

 クライマックス・シリーズで、ジャイアンツに連勝したので、なんか急に盛り上がって強い阪神!みたいになったけれど、それでシーズン中の、特に後半のイマイチ感がすべて払拭されるわけでもないだろう。クライマックス・シリーズ自体は面白いので、意味が無いとは言わないけれど、ファンとしてはシーズン中でちゃんと強さを発揮し、ポスト・シーズンもその勢いのまま「日本一」になってほしい、というのが正直な気持ちだ。
 私は古くからのファンなので「1985年」の優勝のことは忘れられない。だから、今年の阪神はちょっと違う感が余計に強いのかもしれないけど…。

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 正直言って、星野監督以降の阪神は、どっかの球団のように「金と人気に」ものを言わせる球団になってしまったので、私自身が「冷めたファン」化して、以前のように熱心なファンではなくなってしまっている。今回あまり盛り上がらないのはそんなせいでもある。

 個人的には、今年の日本シリーズは、カープとオリックスの対戦というのが、プロ野球のため、あるいは、野球という競技全体のためには、良かったんじゃないかと思っている。「盛り上がらない」っていう人もいるけど、それはちょっと違うんじゃないかな。そんなんだったら、毎年人気投票で対戦チーム決めればいいってことになる、っていうのは暴論だけど。

 私は、シーズン前から圧倒的に優勝候補にあげられていたジャイアンツ対ソフトバンクという「予定調和的」な日本シリーズより、カープ対オリックスの方がずっと見たいと思うけどね。

 それは、さておき、今年の阪神に関しては、ずばり「西岡」の年だった。西岡がやけに目立った年だった。

 福留との衝突によるケガで始まり、そして、なんといっても、あの今年のプロ野球で最高の笑えるシーン、ジャイアンツ戦で原監督がセンターの選手を内野に配置した「内野5人」という奇策の時だ。そこでケガから復帰して間もない西岡が、見事にガラ空きのセンターに打ち返したシーン。見事にセンターに打ち返した西岡の技術を褒めるよりは、私は、ここで打席に立つというシチュエーションを作れる彼の才能を褒めたいと思う。彼は「持っている」。

 そして、ご存知のように、日本シリーズを史上最高にあっけなく終わらせ、ソフトバンクの優勝よりも大きな話題になるという「持っている」ぶりも見せた。彼みたいな人間が近くにいたら嫌だなぁ、と思う。おいしいところをみんな持って行かれそうで。

 ちょっと、思いつきで、でも、マジに言うと、日本シリーズで阪神が負けた最大の原因は、第2戦、ソフトバンク先発の武田と対した西岡の第1打席だと思う。あの時も、日本シリーズを終焉させた打席と同じようにスリー・ワンから打って出て凡打だった。あそこは「待ち」だったと思う。まだ緊張感があった武田は、まだその後阪神打線をキリキリ舞いさせることになるカーブがまだ決まっていなかった。あそこでランナーに出ていれば、武田のあの快投はなかったんじゃないかと思う。まぁ、思いつきだけど。

 まぁ、そんな訳で、西岡には来年も楽しませてもらいたいと願っている。和田監督も、クライマックスの巨人戦4連勝でそれまでの批難が嘘のように持ち上げられていい表情でインタビューを受けていたけれど、来年はシーズン中からそういう自信を見せて欲しい。調子に乗るんじゃなくてね。

しかし、なんだな、首位打者、打点王、セーブ王とかがいるチームがなんで優勝できなかったんだろう・・・。

(チーム名の表記が統一されていないのは、ふだん口にしているとおりに書いたためです、ご了承ください)


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