飼っていないとわからない犬の真実3 「食糞」
2015/12/12
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ショッキングだった。
犬は自分の糞を食べるのだ。
この事実を飼うまで私は全く知らなかった。だから、初めてその行為を目にした時は呆然とした。
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最初うちの犬が異常なのかと思ったけれど、「犬 食糞」で検索するとこれでもかというくらい出てくる。だから、これは特にうちの犬が異常だということではないと思う。yahoo知恵袋にも、相談がいっぱい出ているし、ペットショップには食糞対策用のグッズ(?)もいろいろあるんだから。
調べると、メスは特にそうらしい(うちの愛犬はメスだ)。詳しくはわからないけど、犬の生態的にはあり得ることらしい。
しかし、これはタブーだと思う。いや、一般的にという意味ではなく、飼い主にとって。だって、こんなに可愛いのに、食糞するなって・・・。
おそらくほとんどの飼い主は、たとえ自分の愛犬が食糞したとしても、それを人に話すことはほとんど(たぶん、絶対)しないんじゃないかと思う。
「うあわー、可愛いワンちゃんですねぇ~」って寄ってくる人に、「いや、実はうちの犬は食糞するんです」って正直にいう人は(たぶん)いないと思う。
撫でるとその手をペロペロ舐めて、余計に「かわい~」と感激する人に「いや、実はうちの犬は食糞するんです」とあえて宣言出来るだけの勇気のある人はおそらくいない、と思う。
もちろん、私も黙っている。
抱き上げて、顔を舐められて喜んでいる人に、あなたはそんな残酷なことを言えるだろうか?私は言えない。
よくペットショップで「抱いてみてください」のような戦略をとっているところがある。これはかなり有効で、抱き上げてみると可愛らしさは倍増してつい飼いたくなってしまう。かなり有効な手だと私は思う。だけど、抱き上げて顔をペロペロされて喜んでいる、そのお客さん、おそらく大部分は食糞のことはしらないんだと思う。
知っていたら、舐めさせないんじゃないかな。
私も死ぬほどうちの犬を愛しているけれど、顔を舐めようとすると拒否する。それは、詮ないことだと思う。それは「愛」とは別のことだと思う。
さて、ここらへんでみなさんを安心させたいと思う。調べたところでは、たいてい生後1,2年で食糞は止むそうである。「そうである」と断定できないのは、うちの犬は止まなかったからだ。
実は食糞対策用のグッズ(?)は試してみた。糞にかけるスプレーとか、餌に混ぜるサプリとか。他の犬はわからないけど、うちの犬には効かなかった。辛い成分が入っていて犬は嫌がる云々の説明があったけれど、うちの犬は唐辛子をいじった後の、間違って目でもこすったら大変なことになるような、そんな辛味のついた指を美味しそうに舐めているので、たぶん効かないだろうとは思っていた。やっぱりダメだった。
うちの場合、結局、必ず用足は外で(庭とか散歩)とかリードつけた状態で「絶対食べさせない」という非常に「原始的」というか「頭の悪いソリューション」というか、そういう手段で食べさせないようにしてきた。
これって結構大変だけど、幸い、犬も大人になると用足の回数が2回に程度になるので、なんとかこなせている。今では、おしっこは中のトイレでするけれど、うんちの時は外に連れて行けと合図するので安心。
まぁ、私がほぼいつでも対応できるひきこもり主夫っていうのも大きいかなとは思う。
最後に。そんなわけで、私にとってのタブーをここに記した訳だけど、たとえそういうことがあっても、うちの犬への愛情は1ミリたりとも揺るがないということは、誤解のないようにはっきりと記しておきたいと思う・・・・、顔は舐めさせないけどね、今でも・・。
それと、うちの犬は身内以外にはまったく「気を許さない」タイプなので、実際のところ、「実害」を受けた人は身内以外にはいません・・・。
★追記
この間、タランティーノの「パルプ・フィクション」を見ていたら、こんなセリフがあった。「豚肉は食べない、豚は自分の糞も食べる汚らわしい動物だから」、の後のセリフ。
“What about a dog? Dog eats its own feces.”
“I don’t eat dog either.”
“Yeah, but do you consider a dog to be a filthy animal?”
“I wouldn’t go so far as to call a dog filthy, but they’re definitely dirty.”「じゃぁ、犬はどうなんだ?犬も自分の糞を食べるだろ?」
「俺は犬も食わない。」
「そりゃ、そうだが、でも犬も汚らわしい動物だと思っているのか?』
「汚らわしいとまではいわないが、確かに汚い動物だとは思っているさ。」
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