文学や歴史が何の役にも立たないと思っている人たちって・・・。
2015/08/31
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「シンドラーのリスト」を見ていたら、こんなシーンがあった。
What do you mean,
“Not essential”?
I teach history and literature.
Since when is not essential?「『役に立たない』ってどういう意味だ?
私が教えている歴史と文学を教えているが、いったいいつから役に立たなくなったんだ?」
居住地に集められたユダヤ人が、戦争の役に立つ技術を持っているいるかどうかを聞かれる?持っていれば、ブルー・カードがもらえ、当然のことながら生き長らえるチャンスが増えるということになる。残念ながら、このセリフの人物はブールーカードはもらえなかった。
ここで、急に、文科省の話にかわる。
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文部科学省といえば、最近はほぼオリンピックの話題一色だけれど、個人的にはそんなことよりもっとずっと腹立たしいのは、なんと「人文系の学部はいらないから減らせ」という趣旨の通達を出したことだ。
きっと、官僚には、出世のためだけに勉強をしてきた人がいて、こういうことを恥ずかしげもなく言い出すんだよなぁ。
まぁ、それはともかく、
たとえ映画のワンシーンとはいえ、ナチスというか、独裁政治のもとでの象徴的なエピソードとして描かれたことを、今、日本で公教育のトップが行おうとしているって、なかなかすごいことだなって、私はちょっとブルっとした。
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