「シンプソンズ」で学ぶ人生のヒント14 “チャリティ”
2016/10/23
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And if God needs money, why doesn’t he just write another Bible? The first one sold pretty well.
「神様がもっとお金が必要だというなら、もう一冊聖書を書けばいいのに・・。最初のがあんなに売れたんだから」
ホーマーが教会で寄付を求められた時に行ったセリフである。
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テレビを見ていると、「一日◯円で救える命がある」というCMを見ることがある。その度に思う、「私みたいにカツカツの生活をしているものじゃなく、もっとドーンとお金を持っている人に頼めばいいのに・・。」
あのCMを見て自分もお役に立ちたいと思う人が何人いるかわからないけれど、ちょっとしたお金持ちがなくしても気づかない程度のポケットマネーを寄付するだけで、手っ取り早く、かなりの数の普通の人たちの寄付分があっという間に集まるような気がするからだ。
それとも、お金持ちほどケチだ、という風説は本当なんだろうか?お金持ちに期待するより、庶民のささやかな善意に期待するほうが有効なんだろうか・・・。
いや、もちろん、これは言いがかりである。ホーマーの言いがかりと同じである。
でも、あのCMを見るたびに、なんか寄付をしない自分がとても悪い人間に思えてくる。まぁ、褒められた人間ではないかもしれないけど、そんな悪い人間でもないんですよ、って言い訳したくなる。
そういえば、去年の暮れ、スーパーで「おっ、これ安いじゃん」と思いながら特売品を買って、ちょっといい気分で車に向かったら、入り口のところに女子高生が並んでいた。綺麗に2列に並んでいて、買い物客は真ん中を通り抜けて出て行かなくてはならない。逃げ道はない。「歳末助け合い運動にご協力お願いしまーす」と声が両耳から聞こえてくる。
寄付せず通り抜けた私はまるで極悪人になったかのように感じた。(いや、あれはやめてもらいたい。逃げ道をなくすのはいただけない。片側だけにしてもらいたい、マジに。)
自然に何気なく寄付とかできればいいなぁ、と思う。
私にはどうもできない。なんか自分がいい人ぶっている気がするからだ。普通、人はそう思わないのだろうか?思わないのかもしれない。ってことは、そう思ってしまう私は、つまり、やっぱり悪い人なのだろうか?
確かに、困っている人の役には立てればいいなぁ、とは思うけれど、基本的に誰かに催促されてするのは嫌いな人間だしなぁ・・・。じゃぁ、自分からすればいいじゃないかと、どこにすればいいのか分からない。チャリティと名を打っていても怪しいとこいっぱいあるしなぁ。
ってなことを、考えていると、面倒くさいので。
「俺、寄付したくないです」
って言って、薄情なやつだなぁって思われたほうが楽、って結論になったりする。すみません。
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