プチ・シニアの明るいひきこもり生活

ホリディなのにお酒が飲めないとちょっとキツイよね。

      2015/08/31

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Evils of Drink 

 マレーシアはイスラムの国だから、飲酒は厳しいのかと言うとそうでもない。最も人口の多いマレー人はイスラム教徒だから飲酒はしないけれど、経済を握っているのは(たぶん)中国人やインド人なので、街中では普通にアルコールが飲める。

 実際、旅行していても特にイスラム教の国だからという特徴とかを強烈に意識したりすることは殆どない。高速道路のサービスエリアに礼拝用の小さな小屋みたいの(名前なんだけなぁ)があって驚いたりはするけど、その程度。

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 以前知り合ったマレー人に夕飯をご馳走になったとき、「ビールを飲んでもいいか?」ときくと、申し訳なさそうに「わるいけど、控えて欲しい」と言われた。もしろん、我慢した。郷に入っては郷に従うのはやはり筋かな、と思って。

 インドにいた時には、流石に安宿とはいえホテルでは飲めた。そこそこのレストランでも飲めた。もちろん屋台や屋台に毛が生えたような定食屋では無理だけど。

 ある日、泊まっているホテルのバーで、「今日はアルコールは出せない」、と言われた。なぜかと聞くと、「独立記念日だから」と言う。8月15日だった。日本では終戦記念日だけど、インドでは独立記念日。ふむ。仕方がない。

 すると、彼は、「でも」と言う。

「ルーム・サービスで部屋に届けることはできる。」

 なんだそれは、と思ったけれど、たぶん、公的な場所とプライベートな場所との区別なんだろうな、と思った。どこでも建前ってのはちゃんとある。抜け道もちゃんとある。

 日本や欧米でアルコールが飲めないっていうことはあまりないので、逆に貴重な経験かしらん、て今書いていて思ったりした。

 アル中の人はそういう場所に行ってみるといいのかもしれないよ。


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 - 消えそうな旅の断片 , ,

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