プチ・シニアの明るいひきこもり生活

ハノイのビア・ホイ

      2015/08/25

SPONSORED LINK

The view from the roadside beer stand

 ハノイとホーチミンは、やはり違うと思った。ホーチミンは、もはやタイのバンコクのような猥雑さに侵されている気がするけれど、ハノイはどこか喧騒の中にも落ち着きとか静けさがある気がした。旧共産圏っていうのがどこかに残っているのかもしれない。
どちらかというと、私個人はハノイの方が好きだ。旧市街やホアンキエム湖のまわりを散歩するのは楽しい。

 ベトナムに行く前に、イギリス人の友人に「ハノイに行くなら、ビア・ホイが楽しいよ」っというメールを貰った。彼は前年ベトナムを旅していたのだ。そんなわけで、ハノイに着くと日が暮れるのを心待ちにした。

SPONSORED LINK

 ビア・ホイ( bia hoi )とは、日が暮れて商店街が閉まると、交差点の各端に安っぽいプラスチックのイスが並べられ、路上居酒屋と呼べるような空間が出来上がる、そのことを言っているらしい。テーブルもないし、何か食べられるわけでもない。ただビールを飲むだけだ。ビールと書いたけれど、そこでで振る舞われるビールは、薄っぺらいプラスティックのカップに氷とともに注がれたものだ。味はとても薄い。日本の生ビールのイメージとは程遠い。ただ、値段が日本円にして15円ほどなので文句が言える筋合いではない。

 実は、このビア・ホイはバック・パッカーたちの情報交換の場という意味が大きいようだ。もちろん何人かのグループで来て盛り上がる人たちもいるのだが、1人で座っていても誰かしら隣に座って挨拶をし、いつの間にか数人のグループが出来上がったりする。

 私は最初の晩は、オーストリアからきた女子大生二人と暫く話をした。1人は日本にホーム・ステイしたことがあると言っていた。彼女たちとは数年後ウィーンで再開することとなる。

 次の晩、そしてベトナム最後の夜は、イギリス人2人、ウエールズ人1人、ドイツ人1人(女性)、イスラエル人(!)1人、と私で、なんだかよくわからないうちに盛り上がり、ビア・ホイが終わった後も、別のところで飲み直そうって事になり、真っ暗なハノイの旧市街を探しまわった。残念ながら、深夜に開いている店などどこにもなく、なんとか缶ビールだけ手に入れ、道端で飲むことになった。

 結局ホテルに戻ったのは、帰りのフライトの3時間前だった。


SPONSORED LINK

 - 消えそうな旅の断片 ,

Message

  関連記事