プチ・シニアの明るいひきこもり生活

セレブになりたくない人必見 ウッディ・アレン監督「セレブリティ」

      2016/01/31

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 予告したように、またウッディ・アレン作品。

 この「セレブリティ(Celebrity )」は以前見たことがある。まだ、「セレブ」っていう省略形が普通に使われるようになる前だったと思う。そうじゃなかったら、おそらく配給会社は「セレブの◯◯」っていうタイトルにしたに違いない。余計なことだけど、「セレブ」と元の”celebrity” はちょっと意味が違う気がする。



 「セレブリティ」っていうタイトルだから、当然のこと普通の人が思い浮かべるような有名人像描かれている、つまり、「嫌な奴」の「嫌な話」がいっぱい出てくる。

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 「うわー、こんな世界入りたくないよ」って普通は思う。私も思う。だけど、そう思う私もあなたも、いざ、実際に「どうぞ、いらっしゃい」と言われたら、たぶんほとんどの人は断ることができないと思う。嫌な世界だけれど、魅力はある、絶対に。だけど、そういう人間は、せいぜいこの主人公リーのようにしかなれないだろう。この辺りが、ウッディ・アレンの皮肉なんだだと思う。

 出だしで、中年の夫婦が別れる。そして、その後の二人の人生の変わる様がこの映画のメインのストーリーとなる。

One minute you’re in the lunchroom at Glenwood High and you f***ing blink and you’re 40, you blink again and you can see movies at half price on a senior citizen’s pass.
「グレンウッド高校の食堂にいたかと思ったのに、瞬きを一度するともう40才になっている、もう一度瞬きしたら、高齢者割引で半額の映画を見ているようになっているんだ。」

 こう呟く主人公のリー(ケネス・ブラナー)も十分「嫌な奴」だけど、まだセレブの一員にはなれていないがために、繊細なところも見せる。悩んでみせる。
 このケネス・ブラナーだけれど、明らかにいつもの映画のウッディ・アレン役。なぜ本人がやらなかったんだろう?しゃべり方も独り言っぽいセリフ回しもも、まさにウッディ・アレンそのまま。自意識過剰なところも、

 別れた妻ロビン(ジュディ・デイヴィス)は、棚ぼたの幸せな人生が始まる。

No matter what the shrinks, or the pundits, or the self-help books tell you, when it comes to love, it’s luck.
「精神科医や、識者や、自己啓発本がなんと言おうと、愛のこととなったら、「運」よ、大事なのは。」

 そして、リーとは逆にセレブリティの一員となっていく。

 どうもこの映画は、彼の映画としてはあまり評判がよろしくないらしい。でも、私は好きだな。

 けっこう面白かった。ギャグも結構面白かったし、(この頃には)珍しくセクシーなシーンもいっぱいあるし、ウィノナ・ライダーは可愛いし、シャーリーズ・セロンもまだピチピチして綺麗だ。ディカプリオも、キレていていい。彼は、アイドルっぽい人気が目立つけれど、演技は上手い気がする。

 最後に、私の好きなビートルズ・ネタのギャグがあったので引用しておこう。テレビの説教で人気の神父にインタビューするシーン。

“Did you agree with the Beatles, years ago, at the height of their fame, that they were bigger stars than Jesus?”
“The world population was much less then.”
「以前、人気の絶頂にあるビートルズが「キリストより人気がある」って言いましたが、そう思いますか?」
「その頃の世界の人口はずっとすくなかったからね・・・。」





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