プチ・シニアの明るいひきこもり生活

そんなにかっかするなよ「ラリーのミッドライフ★クライシス(原題:Curb your enthusiasm)」

      2015/08/25

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 この番組の面白さに気づいたのが少し前で、しかも最近放送していないので、残念なことにまだ数話しか見ていない。

 なぜ見始めたからというと、ウッディ・アレンの映画「人生万歳 ( Whatever Works )」という映画をの主人公が出ていたからだ。「人生万歳」は、ウッディ・アレン作品の中ではまぁまぁの作品かもしれないけれど、わりと主人公のキャラは好きだった。

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 で、この「ラリー」も見始めたわけだけれど、映画とは名前も役柄も違うのに、キャラはほとんど同じだった。実際は、ドラマの方は本名で、というか、本人役で演じている。

 シットコム( Situation Comedy )だけど、観客の笑いは入らず、普通のドラマ仕立てになっている。

 ラリーは、才能あるプロデューサーだからもちろん一般人とはちがうんだけど、仕事以外の点では、私達と同じように普通に良い人で、嫉妬もし、ズルもし、悩み、傷つく。そんなラリーが、世間とか、人間関係とか、制度とかのちょっとおかしいんじゃないのって思うところに、余計な一言を言ったりして波風たてる、っていうのがこのドラマの基本的プロットになっている。

 一つ例を。

 知り合った発明家に資金を提供するかどうか迷うシーンがある。その発明家に対する最初の印象はいまひとつ。

 This could be a big elaborate con game.「これは手の込んだ詐欺かもしれない。」

 と、信用しきれない。

 ところが、

 帰り際に彼の奥さんと出会うと、見方がすっかり変わる。奥さんがブスなのだ。
 そして、

 ”Any questions I had about this guy were just answered. He’s smart, he’s good-looking, he can have anybody, … he chose her. This guy ’s got an integrity. I trust him.”
 「あの男に関する疑念は、今、完全に消えた。誠実な男だ。彼は信頼できる。」

 些細なシーンかもしれないけど、私はすごくリアリティを感じる。
 毒もある。

 こんなエピソードがあった。

 マイケル・J・フォックスが本人役で出てくる。

 レストランでちょっとしたことがあって、マイケルは帰り際にラリーの方を見て「首をふる」。ラリーは、この動作が自分にダメ出しをしたのか、それとも、パーキンソン病のせいなのか、どっちなのか気になって、マイケルのところに聞きに行く(!)
マイケルは「それは、パーキンソン病のせいだよ」と答える。

 そして、マイケルは、「何か飲むかい?」ってラリーに聞き、ラリーは「ソーダ」をお願いする。
手渡されたソーダの缶をあけると、中身が激しく飛び散る。

ラリー「振ったんじゃないのか?」
マイケル「パーキンソン病のせいだよ」

 どうでしょう?ブラックじゃない?これを演じるマイケル・J・フォックスもすごいけれど、これが放送できるのもすごい。これ、最近の日本じゃ無理なんじゃないかな。クレームがついて自粛しちゃうんじゃないだろうか・・・。ケーブル・テレビで、想定している視聴者がかなり高い年齢層だから、成り立つのかもしれない。

 まぁ、早く再放送されないかなぁ、と心待ちにしている。

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