プチ・シニアの明るいひきこもり生活

Da Nang の最後の夜(中編)

      2015/05/12

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Da Nang


 毎晩いろいろなレストランで食事をし、いろいろなバーで飲んだのだが、最後ホテルの部屋に戻る前には必ずホテルの眼の前にあるバーで仕上げの一杯を飲んだ。着いた最初の晩に、そこのマネージャーのオヤジと話をして、なかなかいいオヤジなので、なんとなく寄らないと悪いかな、っていう雰囲気になったのだ。

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 ところで、このダナンの町のレストランやバーには、必ず(私の知る限り)1人は英語が話せる子(だいたい女の子)がいて、私のような「外国人」が来ると相手をする係になる。バーの場合は、かなり外国人を当てにしている部分があるので、英語を話せるウエイトレスは必須となる。

 その、毎晩寄る事になったバーにも、キャッシャーとウエイトレスの子ははほとんど英語はわからなかったけど、1人とても英語が上手な子がいた。彼女は、「お客と話す仕事で雇われているのに、なんでカクテル作ったりしなきゃいけないの?」ってボヤいていた。忙しい時には、結局何でもやらないといけないんだろう。

 さすがに毎晩顔をだすので、オヤジや、3人の女の子はいつも愛想よく迎えてくれた。そういえば、ここに限らず、ほとんどのレストランもバーも愛想よく接客してくれた気がする。もちろん、これは私が必要以上に魅力的だったいう話ではない。ベトナムというところがそういう所だというだけの話である。

 ある晩、その英語を話せる子がお休みだった。最初のうちは、いつものようにあとの二人の女の子とは目が合えば、微笑むくらいのコミュニケーションだったのだが、店が暇になった頃に、ウエイトレスの子が質問してきた、片言の英語で。答えたんだけど、どうも伝わらない。その時暇つぶしでメールチェックしていたiPadで、グーグル翻訳使えばいいんじゃね?って思いつき、それからは交互にiPadを手にしながら、会話した。といっても、他愛のない内容だけど。それども、スモールトークも関係の距離を少しは縮めてくれる。それ以降、彼女たちの愛想はますます良くなった。

 帰国が近づいたある日、「いつ帰るの?」とその英語が話せる子に聞かれた。「金曜、2日後の夜」そう答えたら、「あら、その日はあたしの誕生日よ」って言う。「いくつ?」「22」「えっ」「ここにいる子はみんな22才」「えっ」みんな若いんだなぁ。ベトナムの女の子は、基本的には若く(幼く)見えるけど、彼女たちはもうちょっと上かなって思っていた。

 「あんたは28くらいかと思ったよ。」「そう、あたしは老けて見えるんだ」
そんな会話をしている際中に、あるアイデアを思いついた。

(続く)

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 - 消えそうな旅の断片 ,

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