プチ・シニアの明るいひきこもり生活

戦争から遠く離れて・・・

      2016/08/05

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 「安保法案」衆議院を通過した。私は、”Make Love, Not War” な人間なので、当然反対なんだけど、去年暮れの選挙の時点でこうなるんだろうな、と思っていたので、腹は立つけど正直言って今更感もある。

 この法案が衆議院を通過したと聞いて、私は少し前に見た放送大学『現代の国際政治』の第5回「アメリカの中東政策」の最後に高橋和夫先生が語った言葉を思い出した。(高橋先生については別記事も書いてます)

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 かれは、アメリカのアーリントン墓地に経ってこう言っている。長いけど引用する。

「国際政治という言葉を聞いたとき、皆さんはどんな場面を想像をなさるでしょうか?外交官たちの交渉の場面でしょうか?それとも、ライトを浴びた政治家たちの記者会見の風景でしょうか?あるいは、指導者たちの力強い演説でしょうか?それとも、はたまた、戦場の場面でしょうか?

私がぜひ皆さんに想像していただきたいのは、この場面です。ここはワシントン郊外のアーリントン国立墓地の第60区画です。イラクとアフガニスタンで倒れた兵士の多くが葬られています。政治家が武力行使を決断した場合、アメリカの場合、その究極の結果はこの場所に現れるわけです。指導者が武力行使を決断する場合、最後に自らが問いかけなければならない質問は、これだけの悲しみを、これだけの犠牲を支払う価値のある政策だろうかという疑問であります。で、その答えが力強い「イエス」である場合にのみ武力行使は決断されるべきでしょう。

イラクとアフガニスタンで倒れたたくさんの兵士が眠るアーリントン墓地の第60区画に立ち、その家族の悲しみに満ちた空気の中で、アメリカ兵ばかりでなく、イラクとアフガニスタンで倒れたすべての人に思いを巡らせております。この風景こそ、国際政治の原風景なのです。」


 なかなか感動的なスピーチである。普段あまり感情を表に出さない感のある高橋先生も、今回はちょっと感情を抑えきれていないように見える。

 この彼のスピーチの最後「武力行使は決断されるべき」とあるけれど、これは反語だと私は思う。これだけの「悲しみや犠牲」を支払う価値のある政策、武力行使なんてありえない、と言っているんだと思う。

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 最近思うのだ、戦後に生まれて、もうすぐ死んでゆくけど、もしかしたら私は戦争から一番遠い時代を生きてきた幸せものなんじゃじゃないかと・・・・。

 ちょっと感傷的かしらん・・。


参考:「高橋和夫の国際政治ブログ」


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