プチ・シニアの明るいひきこもり生活

ニューヨークの「グランド・セントラル・ステーション」

      2015/08/25

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Central Concourse clock, Grand Central Station, New York, 7 Nov. 2009

 ニューヨークで一番好きな場所は?あるいは、どこが一番良かった?って聞かれたら、迷わず Grand Central Staion って答えていた。「答えていた」っていうのは、今はそうは答えないから。Grand Central Station は改築されてしまったからだ。今では綺麗になってしまって(!)、ただの駅になってしまった、とまでは言い過ぎかもしれないけれど。有名NBAプレーヤーのステーキハウスまである。

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 もともと個人的に、すごく駅が好きな人間なのだ。人が、新たな思いをもって辿り着いたり、悔しい気持ちでそこを離れる切符を握りしめていたり、いろいろな気持ちのいろいろな人達が行き交っているって想像すると、とても素敵場所に思えるのだ。旧 Grand Central Station は、そんなイメージをより膨らませてくれるような場所だったと思う。

 有名な Oyster Bar も、ノスタルジックで、いろいろな牡蠣をつまみに白ワインを飲んだのもいい思い出だし(今でもある)。hiroshima とか日本の地名のついた牡蠣もあった。

 いろいろな映画で使われたこの Grand Central Station だけれど、私の一番好きなのは、テリー・ギリアム監督の “フィッシャー・キング Fisher King“だ。 駅の中を行き交う人達が、いつのにかダンスを踊りだすっていう、素敵で、ロマンティックなシーンがある。ここに写っている Grand Central Station こそ、私の見た、私が立った Grand Central Station だって思うのだ。

ジェフ・ブリッジズって、若い頃はあまり好きではなかったのだが、年取ってからはなかなかかっこ良くて、すごく好きになった。彼の恋人役の女性も(名前失念)、アカデミー助演女優賞ととったらしいけど、たしかにすばらしい。テリー・ギリアム作品は、「バロン』も大好き(「未来世紀ブラジル」を挙げるべきかもしれないけれど)。


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 - 消えそうな旅の断片 ,

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