プチ・シニアの明るいひきこもり生活

インド映画初体験

      2015/08/25

SPONSORED LINK

Indian movie posters

 最近では日本でもインド映画が普通に公開されるようになって、「ボリウッド」なんて言葉もよく聞くようになった。私が初めて見た時は、まだ日本では見る機会がほとんどなかった頃なので、すごく面白い経験だった。

 1995年、カルカッタでのこと。ある夕方、友達と別れてふらふら歩いていると、映画館の前を通りかかった。調べたらちょうどあと10分位で始まるところだった。ちょっと見てみようかなと思ってチケット売り場に行ってみたら、なんとソールド・アウト!

 じゃ、しょうがない、って帰ろうと思ったら、オバちゃんがチケットもって立っている。なんとダフ屋までいた。聞いたら、日本円で200円位なので、速攻買ってしまった。ちなみにチケットに書かれていた金額は30円!くらい。結構、ぼられた。

SPONSORED LINK



 そんな安チケットだけど、劇場に入ると案内人がちゃんと席まで案内してくれた。真ん中辺の席で、もう周りは全部埋まってました。

 映画の内容については、今では結構知っている人が多いと思うけど、アクションモノと恋愛モノが、ベタに組み合わさったものでそれなりに楽しめる、言葉がわからなくても。かっこいいヒーローと綺麗でセクシーなヒロインがこれでもかってフィーチャーされる。見たことある人は知っているだろうけど、ラブシーンになるといきなり大草原とか山間の草原とかに場面が切り替わって大勢のダンサーによるダンスシーン、簡単にいうとミュージカル仕立てになる。ラブシーンがNGだからの苦肉の策なんだろうけど、キスシーンの、唇が触れ合う直前に一気に画面が切り替わるので(なんどもあるので)、そのたびに笑ってしまった。

 今は日本でも見られるようになったと書いたけど、ただ、「体験」はできない
 
 私が経験したのは、まさしく「体験」だった。私も古い人間だけど、映画館が揺れるほど一体化して映画を見た経験は残念ながらなかった。でも、ほんとにそんな経験だった。

 笑うシーンでは会場の全員が笑うし、ため息を付くシーンでは会場の全員がため息をつく。

 実は、あとで気づいただけど、私の周りにいるのは男ばっかりだった(ちなみに、女性は危なくて2階席でしか見ないらしい)。だから、普段町中では見かけることのないミニ・スカートから膝が見えたり、タンクトップ姿の女性が映ったりするたびに、「ウォーっ」という大歓声とともに、劇場が揺れた。ほんとに揺れた。これぞ、「体験」と言わずしてなんと言おう…。

 性的な規制が厳しい彼ら男性にとって、映画は貴重な発散の場所なんじゃないだろうか。

 ところで、インド映画は3時間位あるから、間に必ずインターミッションがある。インターミッションになると、みんな外に出て、待機しているチャイ屋からチャイを買って飲む。これって、演劇とかオペラのインターミッションにワインを飲むっていう文化が、イギリスの植民地だったら、ちゃんと(?)伝わっているなって思ったりした。


SPONSORED LINK

 - 消えそうな旅の断片 ,

Message

  関連記事