プチ・シニアの明るいひきこもり生活

笑いながらイスラム社会を知ろうー「世界のイスラムジョーク集」

      2015/08/31

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◎崖っぷち

教師「資本主義国家の現状をどうなっている?」
生徒「資本シュグがいままさに崖っぷちに立っています。」
教師「それではイスラム原理主義国家の現状はどうなっている?」
生徒「イスラム原理主義は常に一歩先に立っています。」

 本棚をチラと見たら、「世界のイスラムジョーク集」という文庫本が目に入った。私が購入した記憶はないのでたぶんカミさんが買ったのだと思う。彼女はマレーシアに少し関係のある仕事をしているので参考に買ったのだと思う。

 腰巻き(って今はあまり言わないのかな?)には「イスラムの人びともジョークが大好きだ」という文句が飾られていて「イスラム入門書」との文句もある。

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 そう、こういうアプローチも必要だと思う。「イスラム」=「テロ」・「怖い」っていう乱暴な印象をもつ人たちも結構いるから。まえがきにもあるけど、「無知による偏見」を取り除くには「身近に感じる」ことが確かに一番かもしれない。

 読んでみたら、私のようにそれほど明晰でなくて宗教に疎い者にも非常にわかりやすく書いてある。これまでバラバラに持っていた知識の欠片がうまくまとまって全体像にまとまった気がした。

 目次から幾つか拾うと、「イスラム社会の食生活」「イスラム社会の男女関係」「イスラム社会の政治&紛争」など。「食生活」や「男女関係」は、西洋や日本とはかなり違っているのであまり知らない人ほど面白いかもしれない。

 と、まぁ、お決まりの推薦文みたいに書いてきたけど、意外に(?)取り上げているジョークが面白い。いや、ホントはいくつかジョークを紹介するだけで、「他にもいっぱい面白いのがありますよ」っていうのがこの本の紹介にはいちばんいいのかな、って思う。その方が手に取りやすいから。正直、そんなに面白く無いんじゃないかって内心予想していたんだけど、裏切られた。私はわりとブラック・ジョークが好きだけど、そういうのも結構ある。

◎ウソ発見機

トニー・ブレアとジャック・シラクとジョージ・W・ブッシュがある研究所である研究所に集められ、ウソ発見機にかけられることになった。研究者が三人に言った。
「この椅子に座って、日頃から考えていることを自由に喋ってください。もしそれが嘘だったら、ビーッと音が鳴ります。」
まず最初にブレアが頭に装置をつけ、椅子に座った。ブレアは言った。
「私はいつも考えています。イラクに真の平和が訪れればいいなと」
「ビーッ、ビーッ」
次にシラクが椅子に座って喋り始めた。
「私はいつも考えています。イラクが豊かな国になって繁栄すればいいなと」
「ビーッ、ビーッ」
最後にブッシュが椅子に座って喋り始めた。
「私はいつも考えています」
「ビーッ、ビーッ」

 実は下ネタ系もいっぱいある。私は根が下劣なので、最後にそういうのをもうひとつ紹介したい。

◎ホットドッグ

二人のムスリムの女性が初めてアメリカへと旅行に行った。二人にとっては、見るものすべてが珍しく、新鮮な初体験の連続だった。
二人が楽しく話をしながら歩いていると、
「おいしいホットドッグ 1個1ドル」
と書かれた看板を見つけた。何も知らない二人はそれを見てこう言った。
「アメリカ人というのはやっぱり残酷ね、犬を食べるんだわ」
「でもせっかくアメリカまで来たんだから挑戦してみない?」
二人はホットドッグをそれぞれ注文した。ドキドキしながら店員から渡されたホットドッグを手にし、包んであった紙をていねいにはがした。
中からはできたてのアツアツのホットドッグが出てきた。するとそれを見た一人が頬を真っ赤に染めながら、照れくさそうにしてこう言った。
「やっぱりアメリカ人というのは大胆で破廉恥な人たちね。犬を食べるって言ったって、なにもこんな部位を食べることは無いのに」

(注:これって「豚肉絶対タブー」っていうところジョークです。)


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