プチ・シニアの明るいひきこもり生活

正統的という言葉がピッタリの犯罪ドラマ「ロー&オーダー」

      2015/08/30

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 以前、この「ロー&オーダー Law & Order 」のスピン・オフの

「クリミナル・インテント Criminal Intent」
について書いたことがある(「暗いけどいい、あるいは、暗いからいい オススメ海外ドラマ」)。今回はその本家について書いてみようと思う。

 とにかくシーズン20までほぼ20年にもわたって続けられたドラマだから(米国最長記録らしい)、つまらないはずはない、と書くと無責任な言い方だけど、確かに各話面白く作られている。ものすごく熱心に見ているわけはないけれど、見始めると面白くてつい見入ってしまう。そんなわけでここのところ毎日みていたりする(CS の Super Drama TV で毎日やっている、しかも3話くらい)

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 冒頭は、こんなナレーションで始まる。

“In the criminal justice system, the people are represented by two separate, yet equally important groups: the police, who investigate crime, and the district attorneys, who prosecute the offenders. These are their stories.”
「刑事法体系には等しく重要な二つの独立した組織がある。犯罪を捜査する警察、そして容疑者を起訴する検察。これは彼らの物語だ。」
–スティーヴン・ザーンキルトン(日本語吹替:牛山茂)によるオープニングナレーション

 基本的には一話完結のドラマで、このナレーション通り、前半は刑事が犯人を見つけるくだりで、後半はその裁判のくだりとなる。別の言い方をすると、前半は刑事と犯人の対決、後半は検事と弁護側の対決、という構図がとられている。どちらかと言うと、後半の裁判シーンの方が重きをおかれている感じがする。

 取り扱われる犯罪の内容や動機は、さすが(?)アメリカらしくとんでもなくバラエティに飛んでいる。単純な痴情や金のもつれやが動機になっているような事件はほとんどない。基本的に事件にはアメリカの社会問題が反映され、いくつかは、明らかに実際の事件をモデルにして作られている。アメリカの実情をデフォルメされた形とはいえある程度知ることができるんじゃないかと思う。

 日本人の私からみると、嘘だろって思うような犯罪や犯人が次々に出てくる。ヘイトクライム(注)が多いのは、多民族国家のアメリカだからある程度仕方がないか。ただ、最近の状況を見ていると、日本でもこれからはヘイトクライムが増えてくるんじゃないかとちょっと心配になるけれど・・・。

(注:人種、宗教、性に対する偏見や差別などが原因で起こる犯罪  Yhoo 辞書より)

 私が驚くのは、裁判の結果がいつも検察側の勝利に終わるわけではないっていうところ。非常に不愉快な、すっきりとしない、あるいは、後味の悪い結果で終わってしまうことも多々ある。陪審制だからということもある。

 キャストについては、長いだけにレビュラーもかなり入れ替わっている。それでも、地方次長検事から地方検事へと昇格するジャック・マッコイと警部補のアニタ・ヴァン・ビューレンがこのシリーズの顔的存在。
 ジャック・マッコイ役の俳優は名前も知らないんだけど、この間「華麗なるギャツビー」(古い方)を見ていたら、ニック役で出ていて驚いた。

 アニタ・ヴァン・ビューレンの「ヴァン・ビューレン」ってかっこいい名前だなってずっと思っていたら、昔の大統領の名前にちなんだらしい。この女優(名前は知らない)は、最初の頃のシリーズで子供を殺された母親役ででていた。もちろん、名前も違う別の役だけど。
 実は、長いシーズンだけにこういう例がけっこうある。ひどいのでは(?)犯人で有罪だった人が、後で検事になってたりなんてのもある。

 あと、やはり長く続いたということはそれだけ多くの俳優がでているということで、今では主役級になっている人もいある。数学の天才が事件を解決するドラマ「NUMBERS 天才数学者の事件ファイル」 の主人公役(やはり名前は知らない、すみません)、子役で、たしか性的幼児虐待の被害者で出ていた。「ザ・メンタリスト THE MENTALIST 」で主人公の相棒役のテレサも初期の頃被害者役で出ていた。他にもまだいるんじゃないかと思う。他にも、犯人役で出ていた人でも他のドラマでも犯人役をやっているなんていうのは何度も見た。

 ちょっと話はずれるけれど、総じてアメリカのドラマの犯人役はすごく上手な人が多くて感心する。上手いから、他のドラマで見かけることが多いけれど、出てきた瞬間に「あれ、この人もしかして犯人?」などと思うと、かなりの確率であたっていたりするので時々興をそがれることもある。

 話を「ロー&オーダー」に戻すと、舞台は基本的にニューヨーク。だから、行ったことのある人は懐かしい場所を画面で見ることができるかもしれない。実際はあまり観光名所のようなところは出てこないけれど、テレビなんかで見る一般的なニューヨークのイメージとは違う普通の町並みが見えるから、逆に面白いと私なんかは思うのだけれど・・・。実際、昔 Canal St. とD Av. あたりのアパートに一月ほど滞在したことがあるので、その辺りが映ったりすると少し懐かしい感じがする。

 一話完結で内容的にどれも一定の水準を持っている。各キャラクターも味があるし、事件は興味深い物が多い。ここまで読んでこられた(奇特な?)方は、機会があれば一度見て欲しい。そんなに肩肘張らずにもみられるし、案外ハマるかもしれない。




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