故大滝詠一の「恋はメレンゲ」を聞きながら、ロールケーキを作る・・。
2016/08/11
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(最初に断っておくと、「恋はメレンゲ」の「メレンゲ」はダンスの一種なので、これから書く内容とは関係ありません。タイトル的につけてみただけです。悪しからず。一応最後にYouTubeの音源貼りました。)
世間はクリスマスである。
私は、キリスト教徒ではないので普通に過ごしている。
もちろん、「キリスト教徒でもないのに、なんでこんなにお祭り騒ぎをするのか?」とか「欧米ではクリスマスは家族と過ごすのが普通なのに、なんか恋人と過ごすものだと思い込んでいるのはマーケティング・スキームに踊らされてるだけじゃないの?」とか、そんな野暮なことはいいません。楽しく過ごせるに越したことはないのだから。
まぁ、でも、私は普通に過ごしている。
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で、今日はロール・ケーキを作った。別にクリスマスだったからではなく、買ってあった生クリームの賞味期限が今日までだったから。
ロール・ケーキを作るのは久しぶり。というのは初めて作った時はうまく行ったのに何回か失敗が続いて、ちょっと腰が引けていたのだ。しかし、今回はうまく行った。今までで一番うまく行った。嬉しい。
ロール・ケーキを作るが楽しい理由は、「メレンゲ」だ。卵の白身があのように変身していくのは、まるで遠い昔の理科の実験をしているかのようですごく楽しい。
初めての時は、安易に考えて手でグルグルグルグル回した。いつになっても、いわゆる「ツノが立つ」状態にならない。ケー作り超初心者の私は「なにかとんでもない」ミスをしているんじゃないかとすごく不安になった。もう手がクタクタになるまでやってやっと、ちょっとツノが立った。感動した。努力が報われた感じというのだろうか。
実は、その後安い電動ミキサーを買った。そしたら、余りにも簡単に「ツノが立った」。あの苦労はいったい・・・、と溜息をついたけれど、逆に電動ミキサーを使っちゃうと、あの「手」で苦労した時の感動もなくなった。
なんかピンク・フロイドの長い曲を思い出す。やっぱ、我慢に我慢を重ねて、あるいは、ぐっと溜めて溜めて、最後にカタルシスを感じるようような、そんな経験も大切だな、やっぱ、と思う。やっぱ、便利なものが増えすぎて、感動も減ってきちゃっているんじゃないだろうか、などと余計なことを考える。
この後のスポンジ作りはそれほど大変ではない、正直言って。まぁ、こだわればきりがないだろうけど、自分的にはオーケーな感じになる。
問題は、生クリームである。初めての時なんとなくうまく行ってしまったから、楽勝だと思っていたら、その後失敗が続いた。最低だったのは、やりすぎである。泡立てすぎ。
まさか、泡立てすぎると分離してバターになってしまうとは夢にも思わなかった、しかも、そうなったらもう取り返しがつかないとは・・・。まぁ、これも、理科の実験っぽくていい、とも言えるんだけど。
調べると、どうも原因は温度らしい。よく見たらパッケージに「冷やして泡立てるように」って丁寧に開いてある。全然見ていなかった。
ちなみに、植物性の生クリームは分離しない(しづらい?)らしいので、一度使ってみたけど、ちょっと風味的に今ひとつだったので、その後は使っていない。
ということで、今回なかなか満足の行く出来。甘さ控えめ。
YouTubeでこれしか見つからなかった。映像は結婚式みたいです。
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