「天国への階段」のイントロは盗作なのか?裁判が行われる。
2016/06/24
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ガーディアンの記事を見た。長いので簡単にまとめると、
・「天国への階段」のイントロが、Spirit というグループの“Taurus” という曲のパクリという疑惑。
・ 判事が「著しく似ている」と判断し、裁判で陪審員の判断を仰ぐことに(5月10日〜)。
・ ”Taurus” とツェッペリンは、1967年頃一緒にツアーをしていたので、その時パクられたにちがいない(もちろん、ツェッペリン側は否定)
・ 作曲者の Wolfe はすでになくなっていて、代理人が訴えている。
・「天国への階段」はこれまで推定5億2500万ドル(!)のロイヤリテイを生んでいる。
(間違っていたらごめんなさい)
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当然、私もその”Taurus” とやらも聞いてみましたが、まぁ、私が陪審員だったら、”Not Guilty” ですね。よくあるコード進行(クリシェ)だし、「天国への階段」は、あの、4弦が下降していくのに1弦が上昇していくっていうところがキモなので、ぜんぜん違うよ、っていうのが正直な感想。
それに、なぜ今更?というのは誰もが持つ感想だと思う。やっぱ、お金なのか?作曲者自身は亡くなっているので、代理人( trustee だから正確には管財人)の訴えだけど、まぁ、家族の経済状態とかも絡んでいるのかなと思う。
ツェッペリンが初期にガンガンパクっていたのはもう常識で、ガーディアンの記事でも、Whole Lotta Love”, “Babe I’m Gonna Leave You”, “The Lemon Song”, “Dazed And Confused”は訴えられて、今はクレジットに作曲者が加えられているようだ。この4曲に関しては、しょうがない、まんまっていう感じだもの、私が陪審員でも、これは”Guilty” です。
でも、どれもかっこいいんだよなぁ、オリジナルよりかっこいい。
ガーディアンだけじゃなく、幾つかの記事も読んでみたけど、だいたい、ちょっとこれで盗作っていうのは無理なんじゃないか?っていうニュアンスが感じられる。だよね。
ちなみに、ジミー・ペイジ自身は、“poor man’s Bouree by Bach”(「バッハのブーレ」のヘタクソなカバー)と言っているらしい。これも、どうだろう・・・。
“How Stairway to Heaven was written”「『天国絵の階段』はどうやって生まれたのか?」というBBCのビデオ。
最後に、昔、『ウェインズ・ワールド』(Wayne’s World)という映画を見ていた時に、楽器店に入ってギターを弾こうとすると「『天国への階段』禁止」という張り紙が目に入って弾くのをやめるっていうシーンがあって爆笑しました。昔は、みんなあのイントロをコピーしたんだなぁ。
もちろん、私もコピーしました。
この2014年番が発売されるときに訴えたみたいですよ。
<追記>
無罪判決が出ましたね(CNN のニュース)。まぁ、当然でしょうね。
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