ニューヨークのタクシー・ドライバー
2015/08/25
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私は「タクシー・ドライバー」という映画が大好きで、オールタイム・ベスト1だと思っている。だから、初めてニューヨックに行った時には、タクシーに乗るのがすごく楽しみだった。
実際のところは、運ちゃんのほとんどが何処かからの移民で、英語もほとんど喋れなかったり、喋れてもすごい訛りで聞き取るのに四苦八苦したり、あるいは、日々の生活で精一杯みたいな感じの人たちだった。ついぞ「トラヴィス」みたいは「苦悩」を抱えたドライバーとは出会えなかった。当たり前といえば、あたりまえだけど。
だから、あまり印象的な出来事は経験したことはないけれど、一つだけ小さなエピソードを。
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ある時乗ったタクシーの運ちゃんは、陽気でひとりでしゃべり続けるようなタイプだった。ひとしきり喋った後、自分の brother はネイビーにいるんだけど、イラクと戦争が起こりそうでちょっと心配してるんだと、ちょっと神妙な顔つきで言ったのだ。
私は、降りる時、料金を渡しながら「戦争にならないことを祈っているよ」とサンキューの後に付け加えた。彼は、大げさにお礼を言った。
「砂漠の嵐 Operation Desert Storm 」と呼ばれたイラクとの戦争が始まったのは、半年後、年が明けてすぐのことだった。
初めて見た時には、ショックでしばらく席をたてなかった記憶があります。文句なく、私の中のライフタイムNO1映画です。ビデオ、レーザーディスク、DVD(2種類)と買ってきて、今度はこれです(まだ、買ってないけど)。私の部屋には、このポスターが常に張ってあります、30年以上。
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