プチ・シニアの明るいひきこもり生活

僕の好きな先生 in 放送大学(2) 高橋和夫教授

      2016/08/05

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 放送大学の中で、私の好きな先生を紹介する、第2弾。まぁ、当の先生にとっては全く関係ないとは思うけど。

 まず、いきなり、結論的に一行でこの人を説明したいと思う。

高橋和夫は放送大学の池上彰である。

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 もちろん、かたやアナウンサーでかたや大学教授なので簡単に比較しちゃ失礼なんだけど、まぁ、知名度を考えてわかりやすく説明するとこうなる。

 彼は、放送大学創設時から関わっているようなのでもしかしたら(講義の中でそんなことを言っていた)、放送大学の重鎮なのかもしれないけど、あまり、権威主義的な雰囲気はない。

 現在、「現在の国際政治」「世界の中の日本」という講義をやっている(他にもやっているかもしれない)。

 タイトルから堅い講義なのかなって思ったんだけど、そんなことは全然ない。そのへんが池上彰に似ていると思った一番の理由。さすがに大学と称しているから、ちゃんとレベルは守りながらわかりやすく、視聴者(生徒)が理解しやすいような講義にしようと苦心していると思う。放送大学なので、CMでズタズタ切られないところもいい。

 ギャグも時たま言う。いわゆる人柄の良さが伝わるようなギャグである。私には言えないやつ。

 最初の方の講義で、メディア報道の恣意性(フセイン像が倒される時の民衆の熱狂ぶりもカメラを引いてみると実は大したことがない、とか)、政権側のメディアを使った演出(飛行機を降りるときのブッシュ大統領と安倍首相の演出の違い、とか)から始めたのは、メディアを安易に信じないで自分でしっかり考えることが必要であることが大事で、そして、講義ではその手助けをしますよ、っていうそういう姿勢が感じられて、ただ偉そうに講義するだけの人とは違うなぁ、って思った。それから、いつも楽しみにしている。

 私のような学校教育をいい加減にすごして、ヒッピーとかフラワー・ムーヴメントとかしか頭になかったノン・ポリティカルな人間には、とても勉強になる。

 池上彰の番組に飽きたら、こっちも見てみたらどうですか?って、私は進めたいと思う。

最後に、公開講座の時に感じた、池上彰のテレビ番組と彼の授業の違いについて一言。

池上彰の番組では、生徒であるおバカタレントと思われる人たち(実際のところはともかく)が、いかにマヌケな質問・発言をして場を盛り上げるかに腐心しているのに対して、高橋和夫の講座では、生徒はいかに自分が鋭い知的な質問・発言をするかに腐心している。両極端でなんか面白いなと思った。

 (書きながら思うんだけど、私が無知なだけですごく有名な人だったら申し訳ないなぁ、前回の青山先生もそうなんだけど・・・)


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Comment

 コメントはこちらが承認するまで表示されません。
  1. mimi より:

    高橋先生のラジオ講義「国際理解のために」を履修しました。これも面白いです。先生のジョークはスパイスが効いています。
    民放では、かなり抑えているみたいですね。放送大学の顔とも言える先生ですね。

    • hotbeard より:

      コメントありがとうございます。

      そうですか、ラジオの方がスパイスが効いてるんですね?なかなかラジオまで手が回らなくて(?)聞いたことがありませんでした。頑張って聞いてみたいと思います。
      高橋先生は、以前講義の中で放送大学創立から関わっているようなことを言っていた気がします。まさに顔ですね。

      よかったら、高橋先生の講義をみて書いたもう一つの記事も読んでみてください。気に入ってるんですけど、ほとんど読んでもらっていないので・・・。
      「戦争から遠く離れて・・・」

  2. 大瀧 千晴 より:

    一緒に呑んでいます、

    • hotbeard より:

      コメントありがとうございます。

      マジな話なのかわからないけれど、それは羨ましい。飲んだら、キャラが変わるのか気になります。

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