プチ・シニアの明るいひきこもり生活

美しすぎて戸惑うこともあるよね、映画「ツリー・オブ・ライフ」

      2015/08/25

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 全くこの映画のことは知らなかったのだけれど、番組表に「カンヌ映画祭パルムドール受賞作」であり、ショーン・ペンが出ている、とあったので見てみることにした。

 私は、アカデミー賞とかグラミー賞とか、「賞」というものは単に「ショー」だと思っているのであまり気にしないのだけれど、カンヌだけはちょっと信用している、というか、気になる、というのは、私の大好きな「タクシー・ドライバー」とか「パリ、テキサス」などが受賞しているからだ。

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 そして、ショーン・ペンだ。以前誰かが彼のことを「役をマリネする」と表現していて、すごくうまい表現だなって思った。彼が出ていたら、その映画を見てみようかなと思わせるものを持っている。

 ついでに言うと、ブラッド・ピットも出ている。彼も私は上手な俳優だと思っているけれど、すごくつまらない映画にも出ているのが気になる。

 さて、それで、この映画はどうだったのか、と言えば、自分には合わなかった。わからなかった、って言ってよい。

 短いシーケンスが、ポンポンと(あたかも)脈絡もないように投げ出される。説明的な描写や言葉は最小限で、各シーンはため息が出るほど美しい。

 その美しさだけで、飽きずに最後まで見通すことができたのだけれど、どうも「思わせぶり」なシーンが続いたりするので、ちょっとイライラしてくる。まるでナショジオ・チャンネルを見ているんじゃないかと錯覚してしまうようなシーンが続く。ほんとに美しいんだけれど・・・

 まぁ、私の感性と知性がこの映画に見合うものでないと、謙虚に受け止めたいと思う。正直言って、「宗教や神」がメインのテーマになると、しかも、とことんシリアスに描かれたりすると、ちょっと私にはお手上げだ。この映画を見た直後に見た(見なおした)「パルプ・フィクション」の聖書の引用の方がしっくり来たりする。

 あ、そうか、私には、感性と知性と高潔さ integrity がきっと足らないんだと思う。

 ブラッド・ピットはなかなか良かったと思う。ショーン・ペンはどうなんだろう?ナレーションだけでセリフはないし、ただ苦悩の表情を浮かべていただけのような気がするし・・・。名前も知らないんだけど、妻役の女優は素敵だったな。




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 - 遅れてきた映画鑑賞

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