プチ・シニアの明るいひきこもり生活

オヤジひとり、ベトナム旅日記(12)

      2015/08/31

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(注:この文章は初めてベトナムに行った2006年の旅の記録です。ベトナムは急速に発展しているので、当時とはかなり大きく違っています。特に、物価等は大幅に変わっていますので、そのあたり考慮の上お読み下さい。)

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 チェック・アウト前に近くの銀行に行き、両替を済ませた。戻ろうとした、交差点のところで、初めて事故をみた。自転車の少年と、夫婦子供3人乗りのバイクがぶつかったようだ。幸い、誰も怪我はしていないようだ。どちらが悪いかはわからないが、いくつかの罵声を飛ばした後、何事なかったかのようにバイクは去って行った。後に残された少年は、ひしゃげてしまった前輪を必死で直そうとしている。しかし、乗れるほどには直りそうもない。それでも、少年は乗っていこうと跨ってみるのだが前輪は1センチも動かない。少年は途方にくれて、前輪を眺め、すごく悲しそうな顔をした。少年は前輪を持ち上げ、とぼとぼと自転車を押して歩いていった。

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 ハノイ行きの飛行機は、ほぼ時間通りに離陸した。どうも、ベトナム人は時間に正確らしい。1時間ほどで、ハノイの空港に着いた。飛行機の窓ガラスに雨が流れている。しまった、と思った。

 空港の外に出てみると、土砂降りだった。この雨では、ホテルを歩きながら探すのは大変だ。しばらく考えてみたが、結局あきらめて案内所でホテルを決めることにする。ホーチミンの空港の両替の利率がかなり悪かったことを思い出し、案内所もおそらく信用できないと思い、とりあえず「一番安いホテル」を一泊だけ斡旋してもらった。15ドル。ホテルのパンフを貰う。地図が載っているがさっぱりわからない。とりあえず「旧市街」と呼ばれてるあたりであればよいのだが・・・。

 町なかには2ドルでミニ・バスが出ているらしい。すぐに見つかるが、誰も乗っていない。たぶん、人が集まるまでしばらくは出ないだろうとトイレに行って、戻ってみると、ほぼ満員状態になっていた。ちょっとあせったが、まだ乗れるか聞いてみると、運転席の横にもう一人の女性と座らされた。

 その女性は、かなり分厚いめがねを掛け、かなり服装も地味な子だった。
「英語話せますか?」と聞いたら「はい」と答えた。
よかった、ホテルの地図を見せ、場所がわかるか聞いた。彼女自身もわからないらしく運転手に聞いていた。
「私もハノイはよくわからなくて」

 結局、運転手が近くまで回ってくれることになった。助かる。しかし、ハノイの地図を一度も眺めずに来てしまったがこんな時困るなぁ、と反省する。彼女はすごく英語が上手なので、いろいろ話し込んでしまった。しかし、ミニ・バスのなり続けるクラクションや他のバイクの音でよく聞き取れないことも多かった。英語が上手なのは、バンコクで5年インテリアの勉強をしていたかららしい。

 彼女は、なかなか頭のよく、性格もよさそうな子だったので、もうちょっと静かなところで、ゆっくり話せないかなぁ、と思っていると、彼女のほうから「もし暇なら、夕食でも食べながらお話しませんか?」と言われた。もちろん予定などない。「ぜひ」とお願いした。

 彼女は、私のホテルのパンフに載っている地図を指差し、「このあたりで、7時に」と言った。このあたり、ホエンキエム湖という湖のほとりである。私は、何とかなるだろうと、頷いた。

 結局、彼女の方が先にミニバスを降りることになり、もう一度” At seven ”と言ったので、”See you soon”と言って別れた。(続く)

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