プチ・シニアの明るいひきこもり生活

オヤジひとり、ベトナム旅日記(2)

      2015/08/31

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 (注:この文章は初めてベトナムに行った2006年の旅の記録です。ベトナムは急速に発展しているので、当時とはかなり大きく違っています。特に、物価等は大幅に変わっていますので、そのあたり考慮の上お読み下さい。)

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 男が最初に連れて行ったホテルは、エアコン、TV、シャワー付きで、別にこっこでもいいが、すこし暗い感じがする。とりあえず別のところも見たいと思い、断った。2軒目は、22ドルだという。中を見せてもらった。正直、これまでとまったアジアのホテルの中で一番いいくらいだ。さっきの10ドルと比べると、12ドル余計に出しても得な気がしてきた。別にケチケチ旅行をしようと思ってるわけでもない。それに今回は一人旅だ。部屋くらいは明るいほうにしようと思った。

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 フロントに戻り手続きをしようとすると、さっきの男が「決めたのか?」と聞くので頷いた。
「俺のバイクに乗って、市内見学でもどうだ?」

 「そうだな、考えておくよ。でも、今日は飛行機で疲れたから、明日かな」
 割と正直な男だったのでむげに断っても悪いなと思い、曖昧な返事をしておいた。もしかしたら、本当にそんな気になるかもしれない。

 しかし、実際には、ホーチミンを出るまでもう彼を見かけることは無かった。

 部屋でシャワーを浴びた後、空港で両替した金を数えてみる。多分、はじめてきた人はみんな混乱すると思う、単位が大きすぎるのだ。とりあえず、紙に整理して書く。

  1,000ドン=約8円(実際は7.5円くらいだが)
 10,000ドン=約80円
 50,000ドン=約400円
100,000ドン=約800円
  (注:1996年当時)

 ちなみに、両替でもらったお札はほとんど100,000ドンと50,000ドンだった。バスは2,000ドンだったから16円。40分近く乗ったのだから、安い!。ちなみにホテル代の22ドルは、352,000ドン。すごい高級ホテルの気がしてくる。やはり円に慣れているので、~万ドンとか、~十万ドンとか言われると、ドキッとする。数十円、数百円レベルなんだが。

 そして、もうひとつは、英語の問題だ。100,000ドンを10万ドンと考えるとややこしくなる。学校で習ったように英語では10万は100×1000なのだ。どちらかと言えば私は慣れているほうだと思うが、それでも時たま混乱する。頭の中で、「万」と言う単位を消すしかない。

 さて、あとはビールを飲んで寝るだけだ。30分ほど通りを歩いて、簡単な地図を頭の中描く。ランドリーはすぐ見つかった。1キロ7000ドン。安い。今回は自分で洗濯しなくてもすみそうだ。汗をかいてきたところで、通りに面したレストランでカラマリをつまみにタイガー・ビールを飲む。

 何人もの売り子が寄ってくる。果物、せんす、傘、本(高く積み上げて持ってくる)、いろいろ。すべて断るが、それほどしつこくない。

 小さい女の子がやってきた。ガムを差し出す。「いらない」と首を振ると、タイガー・バームをだす。いらないと言うと、ちょっと怒った顔で別の客の所へ行ってしまう。愛想がいいらしく、いろいろな店、いろいろなのテーブルの客とやり取りをしている。あまり売れてはいないようだが。

 しばらくすると、また寄ってくる。カメラをとり出して「写真いいか?」聞いてみた。彼女が頷いたので、2,3回シャッターを切った。ポケットから、2000ドンの紙幣を出して渡した。さっきの怒った顔と対照的な笑顔を浮かべて、離れていった。彼女のあとを目で追っていくと、その先には歩道に座り込んだ女性がいた。一言、二言話して、その紙幣を手渡した。お母さんだろうか?少女が甘えてるように見える、多分お母さんなんだろう。私は店を出た。(続く)

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