プチ・シニアの明るいひきこもり生活

オヤジひとり、ベトナム旅日記(3)

      2015/08/31

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(注:この文章は初めてベトナムに行った2006年の旅の記録です。ベトナムは急速に発展しているので、当時とはかなり大きく違っています。特に、物価等は大幅に変わっていますので、そのあたり考慮の上お読み下さい。)

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 昨夜は早く床についたので、7時半にはホテルをでた。とりあえず、チョ・ロンというチャイナ・タウンの市場に行こうと思っていたのだ。近くのバス・ターミナルまで歩いた。どのバスか、近くの人に聞くと、今にも出そうなバスを指差して急かす。走って乗り込んだ。やはり、2000ドン。やはり、バイクに囲まれ、クラクションを響かせながら進む。バイクは昨日よりさらに多い。

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 チョ・ロン市場は、たしかに大きかった。今まで見た、市場の中でも一番大きいかもしれない。しかし、いろいろな国のいろいろな市場を見てきたから、市場の光景にも慣れてしまったのだろうか、時間をかけて一回りしてみたが、それほど印象的なものは無かった。市場の周りをうろうろしているとのどが渇いてきたので、水を買うことにした。英語ができないその店のおばちゃんは、2,000ドンを2枚見せて値段を示した。4,000ドン渡すと、そこに座れと、プラスティックの椅子とテーブルを指差した。ずいぶん歩いたので助かる。

 そして、他の客の飲んでいるのと同じ液体を出してくれた。ベトナム茶らしい。ちょっと、氷が心配だったが、飲まないと申し訳ない気がして飲んでみた。特においしくも無いが、冷たくて気持ちがよい。

 おなかが空いている、どこかおいしいフォーの店はないか?と尋ねてみると、二車線の道路の隔てた向こう側の店を指差す。おいしいか、と尋ねると、早く行け、行けとせかす。バイクの群れを避けるように必死で道路を横断してみると、その店はまだ始まっていないようなのだ。困って、さっきのお店のほうを振り返ると、おばちゃんは困っている私の姿に気づき、わざわざその二車線の道を渡ってきた。その店の人らしき男となにやら話して、お前はここに座っていればいいんだよ、というように、椅子を指差した。10分ほどすると、テーブルや椅子などが、セットされ徐々に店らしくなってきた。しかし、フォーを頼むと首を振る。どうも、フォーの店ではないらしいので、おかずの棚から、ポークとフランクフルトみたいなものを指差すと、ご飯とスープと一緒に運ばれてきた。はっきり言って、しょうが焼き定食を食べている感じだったが、結構おいしい。これで10,000ドン(80円)。タイのようになんでも辛いわけではないから、日本人には合うかもしれない。

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 おいしかったことを伝えようとして、さっきのお店に戻ると、おばちゃんは有無を言わさず、ベトナム茶をもう一度出してくれた。サービスらしい。お礼もかねて写真を撮らせてもらおうかと思ってカメラを見せたが、笑いながら首を振る。無理に取るわけにも行かず、その場はあきらめたが、帰り際に振り返って1枚撮らせてもらった。また来る機会があれば、プリントして持って来よう。

 来るときに降りたあたりでバスを待つ。バス・ターミナルのような場所に大量のバスがあるが、行き先がわからない。さっきの1番というバスが無難に思えたからだ。バスはすぐに来た。本来そこは降ろすだけの場所で、乗り場は別だったらしいが、私以外にも2、3人いたので運転手はドアを開けた。アジアらしい。

 ◎後日譚

 実はこの翌年もホーチミンに行った。その時写真をもってこのおばちゃんの店に行ったのだが、もう引っ越したということで残念だなぁなどと思っていたら、そこのオヤジがバイクに跨り、お前も乗れという。なんと、引っ越した先まで乗せていくという。そこまでしなくてもと思ったが、そんなに遠くないらしいので、行ってみた。おばちゃんにあうとちゃんと覚えていてくれた。写真を渡し、笑顔で別れた。

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