プチ・シニアの明るいひきこもり生活

犬も参加していた!ビン・ラーディン殺害オペレーション ー 「ゼロ・ダーク・サーティ」

      2015/08/30

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 ウサーマ・ビン・ラーディンの隠れ家を発見し、殺害するまでを、「マヤ」という女性CIA分析官を中心に描いた物語。「ゼロ・ダーク・サーティ」というタイトルは、軍事用語で午前0時30分を指すらしい。

 こう聞いただけで見ないわけには行かない。21世紀に入ってすぐに、世界を変えてしまった(とされている)男だ。911は世界を変えたと思う。

 かなり長い映画で、2時間半ほどあるけれど、私は退屈しなかった。

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 この映画に関しては、どこまでが真実なのかを考察しているサイトが、特に海外にはたくさんある。いくつか見たけれど、「へー」と思うところがいくつかあったくらいで、あまり意味は無いかなって思った。

 ただ、個人的にちょっと面白かったのは、急襲の時に犬を連れていたんだけど、映画ではジャーマン・シェパードだけれど、実際はベルジャン・マリノワ(Belgian Malinois)という犬種だった、というのと、マヤが高校の時にCIAにリクルートされたというのは、実際は大学だった、というあたりかな。まぁ、これも、本当に真実なのか、わからないけれど。

 主人公のマヤは、前に見たことがあると思ったら、「ツリー・オブ・ライフ」でブラピの奥さん役だった人だ。ジェシカ・チャステインという女優らしい。

 すごくきれいな人だとは思わないけれど、あの映画の中では映像的にとても美しかった。あの映画自体は、私は宗教観のせいかあまりピンとこなかったのだけれど(以前の記事)、彼女だけはわりと印象に残っていた。

 この配役は正解だと思う。彼女は、繊細や奥深さを感じさせる女優だ。CIAの分析官で、強さを表に出している女優だったりすると、ただのアクションものになってしまいかねない。

 マヤは、最初、「拷問」にも顔を顰めるような、線の細さを見せる。それが、自爆テロの犠牲となった友人の分析官の死をきっかけに、絶対にビン・ラーディンを見つけ出し殺してやる、と復讐心に燃える。

 これは、マヤ個人の気持ちと、アメリカ社会の気持ちとを重ねあわせた描写だろう。

 そして、エンディング。
 滑走路のライトが美しいシーンで、パイロットから

“Where do you wanna go?” 「行き先はどこです?」

と聞かれて、ただ涙をながすシーンでも、同じようにマヤ個人と、アメリカ社会が重ねられているのだと思う。

「私達はこれからいったいどこへ向かうのだろう」という疑問。

憎きビン・ラーディンを殺害して万歳、という映画ではないということだ、当たり前だけど。

(ただ、正直言って、このあたりの演出はちょっとミエミエすぎて、個人的にはちょっと引っかかるけど)

 最後に、映画のハイライトとなる、ビン・ラーディンの隠れ家への急襲シーン。暗闇と暗視カメラを通したグリーンの映像とを切り換えながら描かれたシーンは、よくわからないという批判もあるかもしれないけど、私は緊張感があってよかったと思う。長さも私は気にならなかった、むしろ、引きこまれてみた。




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 - 遅れてきた映画鑑賞

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